アドリブの広げ方
前回までは他の曲で拝借したフレーズを演奏曲に当てはめて弾くということを説明してきました。
Keyが違う曲でもKeyを合わせていけば問題なく使えたりします。
一つのフレーズをオクターブを変えて弾く
そのフレーズを演奏する曲を流しながらオクターブ上やオクターブ下でも連続して弾いてみましょう。
そして今度は2オクターブ分を音が低い順に弾いていきます。
そうすると簡易的なスケールが出来上がります。
これがこの音なら弾いてしっくりくる、外れた感じがしない音ですのでこの簡易的なスケールを使っていきます。
もし、フレーズの音数が少なすぎてスケールっぽくならない場合は間の音を後でフレーズを作りながら探っていきます。
簡易的な説明
簡単な説明をすると、曲が進行している最中にコードが切り替わり、この簡易的なスケールの音の中でコードトーンに当てはまっている音は1、2拍伸ばしても違和感のない音ですが、コードトーンに当てはまっていない場合は少し違和感を感じる場合があります。
とりあえず、何となくそんな認識をしておくだけでいいです。
辻の項目からは全くの自分の好みで進んでいきましょう。
1、フレーズを分解、再構築と追加
フレーズをパズルのように入れ替えたりしていくやり方です。
例えばフレーズを短く区切って、繰り返すだけで違うフレーズになります。
前後を入れ替えたり、間に空白を入れたり、裏拍から弾き始めてみたり、音を伸ばしたりやれるだけの色々なアレンジをしていきましょう。
2、歌メロのように歌いながら作る
ゆっくり伸ばすようなフレーズを作っていきます。
実際に声に出してもいいですし、声に出さなくても大体の音程の高低差を意識して簡易的なスケールで音を探っていきながら作っていきます。
途中で止まってしまっても気にせず続行していきましょう。
3、ギターテクニックを使用して作る
チョーキングやハンマリング、プリング、タッピングなどテクニックありきでのフレーズを作っていきます。
元々のフレーズに入れたいテクニックをとりあえず入れてみるといった感じです。
あまりフレーズを作っている感じではないかもですが、入れどころが良いとすぐにそれらしい新しいフレーズになるので最初はおすすめですが、こればかりに頼らないように注意しましょう。
今回の練習の狙い
大事なことなので書いておきますが、この練習の狙いはアウトプットの時間を作ることと、インプットしたフレーズの自分なりの分析にあります。
アウトプットする時間を定期的に作ることで、インプットの時、気に入ったフレーズをコピーしている時も何気なく歌を聴いている時も自然にアウトプットする時のことを意識できるようにしていきます。
もう一つ、自分なりの分析というわりには、理論の分析(このフレーズのこの音は鳴っているコードの三度音程で、、、、みたいなやつ)はしていませんが、ここでいう分析は自分がメロディーを作る時の糧にするためのものです。
フレーズのここがすっきりしないとかここの終わった感じがあっさりしすぎているとか感じた時に対処するために必要になってきます。
前回から今回までの流れを10種類くらいのフレーズで継続してやっていけば、感覚がわかってくると思いますので、楽しんでやっていきましょう。
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