アップダウンの弾き方
アップダウンという弾き方は右手のアップストロークとダウンストロークを繰り返して弾く弾き方です。
簡単にいうとアコギでジャカジャカ弾く弾き方です。
単音を弾く場合にアップピッキングとダウンピッキングを交互に繰り返す弾き方はオルタネイトピッキングといってアップダウンとは区別されます。
よく見かけるようにアコギでもエレキでもアップダウンで弾くことが多いです。
表拍、裏拍について
表拍はダウン、裏拍はアップで弾くのが基本です。
表拍というのは8ビートでいうと1、3、5、7番目の8分音符のことで裏拍は8ビートでいうと2、4、6、8番目に8分音符のことです。
弾き語りを練習する時の注意点
弾き語りを練習する人はこのアップダウンに自分なりの癖がつきすぎると他の楽器と合わせずらくなってしまうのでメトロノームに合わせる練習もしていくことをお勧めします。
アップダウンをうまく弾くためには
リズムキープが大事
曲中で弾かない時でもきちんとリズムをキープしましょう。ストロークの動作を維持しておくとリズムをキープしやすいです。
強く弾いても弱く弾いてもリズムが崩れないように気をつけるのも大事です。
特に弾き語りではテンポが変わっていても違和感が感じなかったりするので、意図的にテンポを変える時以外はテンポをキープしていきましょう。そうすることでしっかりとした演奏に聴こえます。
アップの時とダウンの時との音量差
初心者の方にはアップストロークが弱い人が多いです。あまり音量差をつけないようにしましょう。
ダウンストロークは重力で腕の重さも加わり力が入りやすく弾きやすいです。アップストロークは逆に重力に逆らっているので気にせずに弾くとアップストロークが弱くなってしまいます。
三拍子の曲をやってみる
三拍子の曲をアップダウンで弾くと拍の頭がアップとダウン交互に弾くことになるので調整しやすくなります。三拍子の曲を弾いていくと自然にアップストロークがやりやすくなると思います。
ストロークの角度を見直してみる
アップダウンのストロークは肘だけを基点にして弾いてしまうと、低音弦はネックよりを弾いて高音弦はブリッジよりを弾くことになります。
これだと低音弦は輪郭のない音になり、高音弦はより硬い音になってしまいます。
なので肩を使って上腕を大きく使うイメージで弾いていきましょう。
音のバランスを弾く場所で調整していきます。
アップストロークが慣れていない場合
アップストローク自体に慣れていないと当然音が弱くなってしまいます。
ジャーンとコードを伸ばす時はあえてアップストロークで弾いてみるようにしていくとアップストロークを弾く回数が早く慣れていくことができます。
アップストロークはダウンストロークに比べると高音が最初に響くのでよりはっきりとした音を出すことができます。慣れてきたら曲によって使い分けていくと表現の幅が広がります。
アップダウンのまとめ
アップダウンは基本的な弾き方ではありますが、ギターの上手さがあらわれる重要なところなので油断しないで弾いていきましょう。
ある程度弾けるようになってもノリを出すのが難しかったり、歌の伴奏においては適切な音量で弾いていかないとボーカルが歌いずらかったりするのでギタリストにとって一つの大きな課題と言ってもいい弾き方です。
そして、残念なことにすぐには上手くなりません。「難しいフレーズを弾けるようになった」みたいに上達も見えづらいです。
ただアップダウンをうまく弾けるとほとんどの曲でクオリティーの高い演奏をすることができます。
コメントを残す