BOSS GT-1とGT-001の機能面の違い
数年前にGT-001を購入し、ライブやスタジオ(歌もの)で使用したり、DTMで使用していましたが、最近BOSS GT-1を手に入れたことでこの二つのマルチエフェクターの性質の違いを大きく感じたので感想を含めて書き留めておこうと思います。
フットスイッチなどライブでの使用面
BOSS GT-1はライブなどの演奏用につくられており、そのためフットスイッチやフットペダルが本体についていますがGT-001はDTM用につくられているのでアンプ用のアウトプットがステレオでついているものの、フットスイッチやフットペダルがついていません。
いつでも気に入ったパッチを呼び出せるfavoriteスイッチという小さなボタンが本体の前側に4つありますが手を押すようにつくられており足で操作はできません。フットスイッチとフットペダルを接続はできますが同時に二つ同時に使用することはできません。
GT-1の特色
その点GT-1はフットスイッチがついていてさらにフットスイッチを接続することが出来ます。FS-7などのスイッチを接続すればパッチの上下のスイッチの他にコントロール用のスイッチが3つそれぞれ割り当てることが可能です。さらにフットペダルを踏み込んだ時のスイッチもあるのでかなりの自由度です。
PC接続での使用面
GT-1とGT-001も同じくBOSS TONE STUDIOというPC上で音作りできるソフトがあるのでとても便利です。
両方ともUSBでPCに接続してオーディオインターフェイスとして使用することが可能です。
GT-001の特色
デスクトップ用としてつくられているGT-001はさらにコンデンサーマイクをつなげることもでき、ドライ音を入力して後からエフェクトを調整するリアンプ機能が備わっています。また、ギターの音をMIDI変換させて DTMでの単音のノート入力が可能です。
また、ディバイザー機能といってギターの入力を二つに分けてそれぞれ違ったエフェクトやアンプシミュレーターを使ってミックスして出力するということが可能です。これにより右と左で違うアンプの音を出すということも可能です。
BOSS GT-1とGT-001の使い勝手
運搬性
どちらも小型ではありますが、GT-1は1.2キロ、GT-001は0.5キロです。運ぶにはGT-001の方が軽いんですが、GT-1にはフットペダルがついているのであまり軽いと安定しないので軽すぎず、重すぎずのちょうどいい重さなんだと思います。両方ともギターケースのポケットのところに入れることが出来ます。
本体を操作しての音づくり
GT-1が断然使いやすいです。
EASY EDITモードというのもあるので音作り、音選びもやりやすいですし、各エフェクト用のボタンがついているのでボタン一つでオンオフ出来ます。
GT-001はボタンやツマミが少ないので慣れるまで面倒ではありますが、音作りはできないわけではありません。BOSS TONE STUDIOが優秀なのでGT-001で音作りするときはそちらを使いましょう。
BOSS GT-1とGT-001を使ってみた感想
どちらも出音は大体同じなので、使い勝手でGT-1の方が手に取りやすいかなと思いました。
しかし、GT-001にはディバイザー機能があるのでギターが一人のバンドでステレオにギターを振り分けて設定できるというのがGT-001の強みかなとも思います。
でもそこまでこだわっている人はGT-100とかGT-1000とか使うと思うのでこれはこれで小型マルチエフェクターいいのかなと納得します。
どっちを買おうと迷ったら
GT-1はライブ用でGT-001はDTM用というのは使ってみても特に感じましたが、どちらもそれしかできないわけだはないので、使用頻度の高い使い方に合わせて購入するべきかなと思います。
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