Headrush Pedalboard 買ってみた感想
Headrush Pedalboardを選ぶまでの経緯
今、色々なマルチエフェクター(ギタープロセッサー)があり、高品質で高値なものから低価格でもちゃんと実践向けなもの、小型で軽量されたものと自分の好みや使い方に応じて選べるようになっています。
その中で今回僕は値段の高めで高品質なものから自分に合っている機材を選んだ結果Headrush Pedalboardに行き着きました。
20万円以上のマルチエフェクターとなるとKemper、Fractal audio systems AX8、Helixなどがあります。このあたりのマルチエフェクターだと確かに素晴らしい音で演奏されている動画がたくさんあるのですが、やはり設定が細すぎる、そしてモデリングアンプが沢山あるのも売りですが、アマチュアギタリストの僕は全く触ったことのないアンプばかりだということ。もちろんyoutubeで確認にて見ることはできますが、実際に音を出してつまみを弄ってみなければアンプの個性を体感できません。なので手に余るかなという不安があります。そして20万、30万は高いので考え直しました。
Headrush PedalboardとHelix LTの比較
Headrush Pedalboard
Helix LT
10万以上のもので選んでいくと、Helixの廉価版のHelix LTとHeadrush Pedalboardの二つが候補に上がりました。二つに共通する部分が幾つかあります。
- 価格13、4万円くらいと同じような値段
- オーディオインターフェイス内蔵
- 手を使わずフットスイッチとペダルだけで音が出来るハンズフリーモードがある
- 見た目と大きさ重さ(ひと回りHeadrush Pedalboardが大きくて重い)
- XLRステレオアウトがありライブではそのままPAに音を送ることができる
- IRを使用することができる
音のことは後にするとして、機能面だけ見ても両者ともとても魅力的な機材です。
セッティングした音を録音でもライブでも同じ音が出せることでギタリストの音の悩みの大半が解消されるのではないでしょうか?
次にHelix LTとHeadrush Pedalboardの違いです。
Headrush Pedalboard | Helix LT | |
モデリングアンプ数 | 33 | 45 |
キャビネット数 | 15 | 30 |
マイク数 | 10 | 16 |
エフェクト数 | 34 | 70 |
重さ | 約7.1kg | 約5.7kg |
大きさ | 59.9 x 28.4x 7.4cm | 53.0×30.3×9.3cm |
ディスプレイ | 7インチ高解像度タッチパネル | 6.2インチLCDディスプレイ |
ルーパー機能 | 20分 | モノラル1分 ステレオ30秒 |
音に関しての種類の多さと運搬性はHelix LTに軍配が上がります。
Headrush Pedalboardはタッチパネルによる簡単操作や長く使えるルーパー機能などの特性があります。
色々と機能を調べて行ったことで多彩で痒いところに手が届く感じのHelix LTとシンプルで操作性に特化したHeadrush Pedalboardというイメージを僕は受けました。この時点ではどちらも一長一短で「どちらもアリかな」っていうのが僕の感想です。
HEADRUSHとは
HelixはLine6という会社が作っています。podが有名なのでLine6という名前を知っている見たことがある人は多いと思います。
一方、HEADRUSHという名前を初めて聞く人は多いでしょう。簡単に説明すると業界標準のDAWソフトprotoolsを作っているAVIDという会社内のギターシミュレーター部門(ELEVEN RACKを製造)が独立した会社です。
最後は音で決めることに
色々なレビュー動画があるんですが、僕の場合の用途を考えると録音がメインで二番目にスタジオやライブなので生音での判断よりも録音された音で判断したほうがいいと考え、いろいろな動画を観てみました。参考になったのはこちらです。
まずは複数のマルチエフェクターで録音した同じフレーズを順番に流して比較する動画です。
答え合わせの動画
続いてHelixの動画(HelixもHelix LTもで音は同じということなので)
そしてHeadrush Pedalboardの動画です。
ここから先は好みの問題ですが、僕は自分の理想とするアンプらしさがちゃんと再現されているか、ピッキングニュアンスが伝わってくるかが非常に大事な要素だと考えています。
こちらはギターアンプを使わずHeadrush Pedalboardの音をミキサーに送って出しています。
Headrush Pedalboardを選んだ理由
これらの動画を参考にした結果、僕はHeadrush Pedalboardを選びました。
一つ目の弾き比べ動画でも他の高額な機材よりHeadrush Pedalboardの音が好みだなと感じていた部分はありましたが、決め手となったのはケリーサイモン氏の動画ですね。ここまでギターの音を出してくれる機材なら、安心して購入できるというものです。
こちらの動画以外にもHeadrush Pedalboardを使用したギターセミナーの動画など多数アップされているので気になった方は関連動画を見ていってはいかがでしょうか。
Headrush Pedalboardを使って弾いてみた感想
買ってみて正直満足です。やっぱり操作性が良くてすぐにセッティングを弄ることができましたよ。
自宅ではメサブギーのコンボアンプのリターンに刺して使っていますがかなりいいですね。
そしてスタジオに持ち込んでバンド練習した際にはさらにいい音が鳴ってくれました。音量を大きくしても特定の音域だけ大きくなりすぎるということがなく、イメージ通りの音をスタジオで出すことができました。マーシャルのキャビネットと相性が良かったのかもしれません。
こんなことならもう少し早く買っておけば良かったかも。
コメントを残す