パッチケーブルを自分でつくる
パッチケーブルを自作するときに必要なもの
楽器店やネットで購入するもの
パッチケーブル用シールド
シールドはいつもギターでつかっている気に入ったものがあったらそれと同じものがいいです。なかったら音に影響の少ないフラットのものがいいでしょう。失敗したときのために少し長めに注文しましょう。
ハンダ
普通のハンダはホームセンターにも売っているんですが、楽器用のハンダをおすすめします。有名どころではケスター44です。いろんなところで使われていますので特にこだわりがなければこれを選んで間違いありません。
プラグ
L字型とまっすぐなものとがあります。用途に合わせて買いましょう。小さめなものもあります。
熱収縮ゴム
こちらはプラグ付近を保護するものです。なくても音は出ますが、付けておいたほうがいいです。これも長めに買っておきましょう。大体6センチくらいに切って使います。パッチケーブル一つに対して2つ使うので作ろうとするケーブルの本数に合わせて買いましょう。
ホームセンターなどでも買えるもの
ハンダごて
高いやつじゃなくてもいいです。学校で使ったものとかでも大丈夫です。
ハンダ台
これは買っておいたほうがいいものです。色々な作業をしていく上でハンダごてを通電させながらものを出し入れとかギターの音が出るかとか動き回り必要があるので不安定なところに熱した半田ごてがあったらとても危ないし、火事になる危険もあります。購入しましょう。
ハンダ吸い取り線
多く付け過ぎてしまったときなどにこれを当てて上から半田ごてで熱することで不要なハンダを吸い取ってくれます。とても便利です。
固定するもの
ハンダをつける際にハンダごてとハンダを持つので両手がふさがります。
何か固定するものを買いましょう。百均などで探すのもいいと思います。
ニッパー
よく切れるものを使いましょう。
ラジオペンチ
パッチケーブル作成にはなくても大丈夫ですがあったほうがいいです。
カッター
危ないので刃をほんの少しだけ出して使いましょう。
色々なものが必要になるので全部ひとまとめに買ったほうがいいです。
一つ一つのものが安いけれど全部ひとまとめにするとそれなりの値段になりますので、ネットで購入するときはまとめて買いましょう。あとで買い足そうとすると、代金より送料の方が高くなってしまうかもしれません。
パッチケーブルを自作する手順
はじめて作業する人はケーブル全部を一度に切らないでください。間違えたり、つける場所があっていても接地面積が少ないと音が小さくなってしまうので先ずは一つを完成させます。
全部を各作業並列してやっていくと間違っていた時に全部やり直しになってしまうので効率が悪いし、ケーブルが足りなくなってしまう場合もあります。
必要な長さにケーブルを切る
ご自身のボードに合わせて長さを測ってニッパーで切っていきます。
両端の被膜を1センチくらいむく
カッターを当ててシールドを回すように切っていきましょう。
一周したらスポッと外れます。
キャップと熱収縮ゴムを通しておく
予めキャップと熱収縮ゴムを通しておきます。
外側の銅線をねじってひとまとめにする
綺麗にまとめましょう。
内側の保護されている部分を3ミリくらいとる
カッターかニッパーを使ってとっていきます。細かい作業ですが中の線を傷つけないようにしましょう。これも周りを着ればスポッと抜けます。
先端にハンダ付けする
中の線には先端にちょっとハンダをつけましょう。外側の線にはしっかりつけます。
プラグ側もハンダ付けする
ハンダを置いておくようなイメージです。プラグにあまりハンダゴテを当てすぎると音に影響があるので素早くやっていきましょう。
つける
中の線は中心側の端子に、ひとまとめにした外側の線は長い受け皿みたいな端子につけます。
中心側の端子には銅線を通すためのような穴があるものもあります。これに通した方がいいのかな?と思い通してハンダ付けしたことがありますが経験から言うと通さない方がいいです。
なぜかというと穴に通したことで設置面積が少なくなってしまい、音が半分くらいに小さくなってしまったことがあります。
穴に通してもなお十分に設置面積が取れるのであれば大丈夫なんですが、通さない方が無難だと思います。
熱収縮ゴムをつける
先端まで熱収縮ゴムを移動させてドライヤーで熱を加えていくと種祝して固まってくれます。すぐは収縮しないので根気よく熱していきましょう。
キャップをして音出し確認
あとはキャップをして音を出して確認していきましょう。他のケーブルと音量差が無ければ完成です。お疲れ様でした。
はじめてパッチケーブルを自作する上での心構え
失敗があるものだと想定しながら進めていきましょう。
作るコツというよりも最初から間違うかもしれないという可能性を考えてやっていけばやり直しの手間を最小限にすることができます。
特に最初は見た目が良くても音を出してみないとちゃんと付いているのかがわからないので確認を怠らないようにしましょう。
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