chouchoの歌う「優しさの理由」
この曲は作編曲宮崎誠 作詞こだまさおりアニメ「氷菓」のオープニング曲でアニメの世界観に合った爽やかなサウンドの曲です。
初めてこの曲のデモ音源をいただいた時、最初のワンフレーズを聞いた瞬間に感動して涙が込み上げました。一気にこの曲の持つ透明な世界感に引き込まれる最初のワンフレーズは、私の大好きな部分です。 少しアンニュイなAパートからどんどん気持ちが加速していくBパート、そしてサビはとても爽快感があって歌っていてとても気持ちの良い曲です。 歌詞は学生時代の心のモヤモヤや未来への期待感などが表現されているので、今学生の方は共感できるし、もう卒業された方は懐かしく感じられると思います。今回私はこの歌詞を、主人公の奉太郎君の気持ちと解釈して歌ったので少しだけ少年っぽさが出るように意識しました。なので、私の以前の曲と聞き比べ、その微妙な違いに気付いていただけるとうれしいです。 曲も歌詞も本当に爽やかで素敵な楽曲なので、ぜひ皆さん聞いてくださいね!
氷菓公式サイトより引用
僕もとても好きな曲なのですが、ギターがとてもかっこいいというよりも歌が好きなのでよく聴いていました。
とはいえ、ギターも主張が程よくピアノとの役割分担がされており、ドラムもベースもなかなかこみいった演奏がされています。
ギターはそれほどむずかしくはないけど、ドラムとベースが難易度が高いのでバンドで演奏する場合には注意が必要です。
優しさの理由をバンドで演奏するときの注意点
バンド編成の理想としてはヴォーカル、ギター2、キーボード、ドラム、ベースですが、ギターは一人でも大丈夫です。
ただ、キーボードがいなくてギターがひとりという場合は演奏できないわけではないけれど、少し物足りない感じになってしまいます。
ギター、ベース、ドラムの三人でスタジオに入りこの曲を合わせたことがありますが、原曲のいろんな楽器の音がバランスよく重なっていることがこの曲のサウンドの特徴なのでこの曲の雰囲気がなかなか出すことができず、物足りない演奏になってしまいました。
サビの頭が16分音符ひとつぶん前にでていてシンコペーションになっているのも注意が必要ですね。
ギターソロの後の落ちサビのところは小節の頭ではいります。前もって注意して練習しておかないとスタジオで合わせづらいところなので気をつけましょう。
ギターの音色について
イントロなど要所要所に流れるクリーントーンの部分は広がりを出すためにコーラスやリヴァーブをつけてほかの部分とは別の音色にしていきます。
うすいディレイをかけてもいいかもしれませんが、かけすぎには注意しましょう。
ギターの音量の調整が難しいなともおもいました。この曲は歌ものなのでギター大き過ぎると雰囲気を壊してしまうし小さいと迫力が欠けてしまう。
スタジオ練習を録音してみて音量をあとで再チェックしてみるか、第三者にスタジオで音量バランスを確認してもらうとかしてもらったほうがいいですね。
優しさの理由のコード進行
こんな感じです。
厳密にいえばAメロのところはF#の2度の音が入っているので、F#add9かC#/F#と表記したほうがいいかもですが、ごちゃごちゃになっていくのでこのように表記していきました。
曲調から想像つくように分数コードが多めですね。
コード進行がまぎらわしい
注意したいポイントは感想とかAメロとかで似たようなところがあるのでこんがらからないようにしておきましょう。
曲を流しながらギターを弾いて弾くことができても、実際スタジオに入って合わせたときにコード進行を見失ってしまいかねません。
解決策としてはメトロノームに合わせて弾けるようにしておきましょう。
というのも、スタジオ練習の際はキーボードがいなかったり、ヴォーカルも当日これなかったりする場合もあります。
ライブにおいてはヴォーカルの返しが小さくて聴こえなかったりする場合もあるので他の楽器を頼ってギターを弾いてしまうと聴こえなかったときに安定して弾けなくなってしまいます。
ちゃんと弾けるようになっておきましょう。
バンド演奏をするときに
ギターの音量はもちろんですが、バンド全体の音量バランスが肝になっていく曲です。
音量バランスを第一に考えて最終的には歌ものとしてヴォーカルが引き立つ感じに仕上げるのがかっこいいかなと思います。
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