失敗しないための音作りの準備
自宅のアンプでイメージを固める
まずはどんな音を出すかをスタジオに入る前に準備していきましょう。
コピーバンドの場合は音源を参考にしてまずは自宅のアンプで音が似ていくようにセッティングしていきます。
もちろんスタジオのアンプとは違うので自宅でのアンプのツマミの位置を覚えたとしてもあまり参考にはなりませんが、ここで大事なのは出したい音のイメージを固めていくことです。
マルチエフェクターの場合
マルチエフェクターを使う際も自宅のアンプとスタジオのアンプとではアンプの種類も違えば出す音量も違うので全く音のセッティングは異なってくるので注意しましょう。
ギターアンプを自分に向けた状態で音作りする
ギターの音作りで悩んでいる人はこれで改善できるかもしれません。
この記事の中で最も重要な部分だと思っています。ギターアンプを自分の顔の位置に向けて音作りしていきましょう。
ギターアンプを台に乗せてもいいですし、アンプスタンドを購入などしてギターアンプを自分の顔に向けた状態にしてセッティングしていきます。この状態でいい音にしていきましょう。
ディレイ、リバーブは抑えめに
ディレイ、リバーブはアンプの音量をあげると一緒に増幅してしまうので下げめにしておきましょう。
歪みすぎに注意する
音作りのありがちな失敗例として、実際よりギターの歪みが強く設定してしまうことがあります。
ギター単体で聴いていると歪みを強くしていた方がカッコよく聴こえるので音作りの時に歪ませすぎるギタリストが多いです。
歪みが多いと音量のばらつきが少なくなり弾きやすく安定して弾きやすくなることも要因かもしれません。そういったばらつきが気になる人はコンプレッサーを使用しましょう。
スタジオやライブ会場のギターアンプをチェック
大抵のスタジオやライブ会場のサイトにはアンプの種類を記載してくれています。
こちらを参考にして使ったことのないアンプであったら、そのアンプのこともひと調べしておきましょう。
スタジオ練習でのアンプセッティングのコツ
スタジオでの音作りは時間との勝負
素早く音を作りしなければならないので必要最低限の音数にします。バッキング、クリーン、リードの3種類とかです。
エフェクターボードが便利
コンパクトエフェクターを3つ以上使う場合はセッティング時間短縮のためエフェクタボードを使うことをお勧めします。
ギターアンプのスピーカーの高さまで頭を低くして音を聴く
スタジオでの音作りでも自分に向けた状態で音作りしていきます。
バンド演奏中は色々な楽器の音が出ているのでスピーカーの横や上から聴いても正確な音は聴けけません。かがんで頭を下げて音作りしていきましょう。
自宅で音作りした時に固めた音のイメージを頼りにセッティングしていきます。
他の楽器屋ボーカルの音とぶつかってしまい共存できないことがあります。
バンドでの音量調整
他の楽器と一緒に音を出して音量を確認します。
この時ギターの音が聞こえないからといってむやみに音量を上げないで自分がアンプの聴こえやすい位置に移動します。
ギターアンプの一番聴こえやすい位置とは
それはギターアンプの前方2、3メートルの位置です。
これくらい離れるとスピーカーからの音がまっすぐ耳の高さまで届いてくれます。
狭いスタジオではアンプから結構離れる立ち位置になります。めんどくさがらずに移動しましょう。場合によってはアンプの位置を大きく変更しても構いません。ろくに聞けない状態で変な音で練習するくらいなら多少時間を割いてもこちらの方が練習の効果があります。
退室の時にはきちんと元の位置に戻しておきましょう。
バンドで音合わせ
他の楽器と合わせてイメージ通りの音に近づくように微調整していきます。
どうしても他の楽器屋ボーカルの音とぶつかってしまい共存できないことがあります。その時はアンプのミドルのツマミを下げるかイコライザーのエフェクターで特定の帯域を下げてみましょう。
最後に
ギターの音作りも大切ですがバンド全体の音量バランスも大事です。
ギターの音にばかり気を取られているとボーカルが聴こえないギターの音ばかり大きい見応えのないつまらないバンドになってしまいます。
ギターをカッコよく聴かせるには他の楽器の音とのバランスが大事なので客観的な視点が大事です。
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