ギターが上手くなるための考え方、心構え
ほとんどの人がギターが弾けるようになったらいいなというような感じでギターを始めていると思います。
上手くなるためにすべきことと、大切な心構えについてお伝えしていきます。
とはいえ、僕自身がやってきたことなので書いてある全てが万人に当てはまるものではありませんが、その通りに行えば確実に上手くなるというものも書いておいたので是非参考にしてみてください。
とにかく弾く
できる限り時間を見つけてギターを弾く時間をつくりましょう。
特に初心者のうちはまずはギターに体を慣れさすことが大事です。
土日だけ時間がたくさんある時にいっぱい練習するよりも毎日少しづつ弾いていくほうが効果的です。
すぐに上手くなりたいなら長い時間ギターを弾こう
ギターの上手さと弾いている時間は大体比例します。
もちろん個人差もあるし、練習の質によるところもありますが天才みたいに言われているギタリストは大抵長時間弾いている人たちです。
ギターを弾かない日をつくらない
ギターは弾かなくなると弾けなくなります。
日常生活では使わないような指や手の筋肉を使うのでギターをしばらく弾かなかったら上手く力が入らなくなり、弦を押さえる指の先も柔らかくなってしまい、長時間弾けなくなってしまいます。
何日間もギターを弾かなかったらその倍の期間の練習をしないと元の状態に戻れないということを肝に命じていきましょう。
毎日何時間も弾かなければいけないというわけではなくて、演奏力を維持するためなら20分30分くらいでもいいので(早弾きギタリストはもっと)時間を作って弾いていきましょう。
ある程度のところまで練習していく
ギターを練習しても初心者のうちは特に一晩寝て起きたら指が思うように動きません。
自分のベストと思えるところまで練習していくようにしましょう。
短い期間ですぐに上手くなることはとても難しいですが、いつも自分の一番調子の良い演奏ができるようになるまで弾いていくことで少しずつ演奏力が底上げされていきます。
色々な演奏スタイルを自分に取り入れていく
ギターは様々なジャンルの音楽で使われる楽器です。
一つの音楽ジャンルに飛び抜けて上手いということも重要ですが、自分で自分の枠を狭めないようにしましょう。
色々なギター弾き方に学ぶべきものがあります。最終的にどれかのジャンルを選ぶとしても色々な音楽を演奏してみないとその音楽の構造の理解やその中でのギターの役割を肌で感じることができません。
後々に作曲やアレンジをする上で大事になってくるので最初は畑違いと思ってもやってみて自分の中に取り入れていくことをお勧めします。
同じジャンルばかり聴いてそのジャンルの曲を作っても近親相姦のような曲になりかねません。もちろん音楽的な下地が備わっているのなら別ですが。
手のストレッチやウォーミングアップをする
いきなり手を痛めるようなストレッチの効いたフレーズを弾いたりせず、マッサージをしたり、簡単なものを弾いたり、無理なくゆっくりと手と指のストレッチをしたりして、温めてから難しいフレーズを練習していきましょう。
また、日常生活でも手や手首に負担になるような作業前に行っていきましょう。
手を痛めると練習できなくなるので大事にしましょう。
ギターを弾いているから手の力が人より強くなっているという認識は間違いです。
普通の人より手首の負担が何倍にもなっているので痛めやすいということを忘れないでください。
ギターが上手くなるための効率の良い練習
新しいことを覚える
今まで弾いたことのない奏法やコピーしたことの無いギタリストのコピーをしましょう。
あまり上達しない人の多くは基本でつまづいてしまっている人と自分ができる弾き方しかしない人です。
もし、自分にはこの弾き方しか弾かないと心に決めているのであれば、自分のオリジナリティを出せるように工夫していきましょう。
自分の演奏に厳しくなろう
スマホなどで演奏を録音したり、DTMでギターを録音したりして自分のギターを聴く機会を多くもちましょう。
その上で自分の理想とする弾き方に近づくにはどうすればいいかを考えていきます。
まだ作曲をしていない人は課題としているギターの演奏が弾けた時にスマホで録画してチエックしていく癖をつけていきましょう。
自分の弱点を知ろう
自分の苦手なところは練習しずらいものです。
苦手を克服するための練習自体気が重い感じがしてしまいますが、そこができるようになると総合的にギターがとても上手くなることができます。
自分なりに練習を工夫していきましょう。
例えば早弾きが苦手な人は、最初から難しいフレーズに取り掛かるのではなく、オルタネイトピッキングで弾きやすくて左手の指を4本とも使うフレーズをゆっくりと毎日練習していくなどして徐々に弦飛びフレーズ、スウィープ奏法など段階を踏んで練習していきます。
また、リズムが苦手な人は弾ける曲、弾けるフレーズを全てリズムマシンに合わせて弾いていくなどして大きく練習メニューを変更していきましょう。
コード進行を覚えることに慣れよう
ギターを始めた最初のうちは自分の好きな曲だけを弾いていますが、そのうちバンドを組むと自分の知らない曲を覚えて弾くことが多くなります。
「ギターの上手さ」というと単純に演奏力ですが、コード進行をすぐに覚えて曲を間違わずに弾ける能力、こちらは即戦力です。
そしてこの能力を鍛えた方がバンドの中で重宝されます。
バンドを組むとそれほどギターが難しい曲が出てくることよりも、一見簡単な曲を短い期間で覚えてスタジオ練習に入るというパターンの方が多いです。
他のバンドメンバーがおぼつかない演奏をしている中でいつもほとんど間違えずに弾いていくという状態になり、演奏中に頼られる存在になります。
曲を覚えるのが早くなるには
何十曲もいろんな曲を覚えることです。
コード進行にはパターンがあるのでここはあのパターンだなと思えるように何十曲も覚えていきましょう。そして、コード進行を覚えるときはディグリーコードというキーに対して何度のコードという考え方で処理していきます。
演奏力とはまた違った上手さなのでなかなか鍛えづらいところですが、習得するととても役に立ちます。
コメントを残す