ギターでアドリブを弾くためには
アドリブで弾くために理論は必要?
ギターでアドリブで演奏するためには色々なことを知っていなければできないと思いがちです。
高度なアドリブの際にはもちろん必要ですが、そんなに音楽理論を知らなくてもできるアドリブもあります。
アドリブで弾くために必要なこと
理論やスケールの知識の前に必要なものは、「こういった風に弾こう」「こう弾くと伴奏に合いそうだな」という感覚です。この感覚が既に鍛えられている人ならスケールを覚えることで自分の歌いたいフレーズをスケールに割り当てることで音をはずさずにアドリブ演奏ができます。
いきなりスケールを覚えても元になる「ギターをこう歌わせたい」という感覚が鍛えられていないとどう使っていいのかがわかりません。
アドリブで弾けるようになる手順
アドリブで弾きたい
→ スケールを覚える
→ アドリブが弾ける
ではなく
アドリブで弾きたい
→ 歌いたいフレーズがある
→ アドリブが弾けるけど間違って違う音を弾く時もある
→ スケールを覚える
→ アドリブが弾ける
となります。
なのでスケールを覚えたけどあまりしっくりこないという人は「歌いたいフレーズ」を自分の中からどんどん出てくるようにしていきましょう。
「歌いたいフレーズ」について
「歌いたいフレーズ」という言葉で個人的に表現していますが、瞬間的に作成したフレーズという感じです。
あえて「歌いたい」としたのはギターの手グセフレーズよりも歌のフレーズの方がインプットとアウトプットがしやすいからです。
歌いたいフレーズをインプット
歌いたいフレーズをインプットしていきましょう。
こういうギターが弾きたいと思う演奏やメロディがいいなと思う歌やジャズピアノなど何でもいいなと思うものを聴きましょう。
聴くだけでいいの?と思われるかも知れませんが、聴くだけでもちゃんと自分の中に残るように何度も聴きましょう。ただアウトプットさせるのには時間はかかります。
なので気長にどんどん蓄えていきましょう。
即効性のあるインプットはやはりコピーです。
こんな風に弾きたいという演奏をコピーして、伴奏もコピーします。
これだけならバンドでギターを弾いている人なら普段やっていると思います。
次にどのコードの時にこのフレーズを弾いているのかと曲のKeyを確かめていきましょう。
可能であればベース音を弾きながらフレーズを弾けるようになると理解がグッと深まります。
もちろんこの時点でダイアトニックコードやスケールについて調べて勉強していってもいいですが、あまり最初から色々なことをやりすぎると面倒なので後回しにしていいと僕は考えています。
大切なのはインプットとその継続なので、理論が気になってきた時に理論の勉強をしていきましょう。
歌いたいフレーズをアウトプット
ブルースを弾く場合は別ですが、インプットした曲とアドリブで弾こうとするアウトプット先の曲のコード進行が違うことがほとんどです。
なのでインプットした覚えている曲のKeyをアウトプットする曲のKeyに合わせます。
KeyがGの曲でアドリブを弾く場合、インプットした曲のKeyがAなら1音下げるので2つフレットを下に移動して弾きます。
まずはアドリブ第一段階
無事にそれっぽく弾ければ第一段階成功です。他から拝借してきたフレーズではありますが、はためにはあなたが原曲にはないフレーズをアドリブしたかの様に見えています。
あまりイメージ通りにならなかったとしても大丈夫です。
成功しても成功しなくてもここからアドリブを広げていきます。
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